善行市民表彰に坪生学区から3人

 平成28年12月、リーデンローズで村上カヨ記念基金による善行市民表彰が行なわれ、坪生学区から以下の、なじみの3氏が受賞された。
・ばら賞 吉本浩士さん
 福山市東部市民大学に、住民代表として積極的に携わる。設立後も多くの学生に生涯学習の機会と生きがいの創出を提供し、時代のニーズにあった魅力ある講座を開設された。
・せんだん賞 掛谷典人さん
 町内会長及び学区町内会連合会の要職を歴任し、まちづくりの中心的役割を担う。「つぼう郷土史研究会会長」として、坪生小学校の総合学習の支援を行なっており、歴史文化の向上や地域社会づくりに貢献している。
・せんだん賞 掛谷賢次さん
 福山市東防火協会会長及び福山市防火協会連合会副会長として、消防機関と連携を図りながら、街頭広報活動等を精力的に実施し、住民の防火意識の高揚に尽力されている。 

新入会員2人を迎え計60人に

 つぼう郷土史研究会は、平成29年新春以来、お2人の新入会員を迎えた。坪生町5丁目にお住まいの猪原敏秀さんと、同6丁目の石田盛男さんである。ほぼ同年の65才。
 猪原敏秀さんは、福山市農協に勤めて27年。近年、抗ガン剤治療10ヵ月で体重38キロ激減。みごとに克服されて、「その後10キロほど戻りました」との笑顔が周りを元気づけてくれる。
 同居家族のJFE福山にお勤めの長男・敏也さん(35)は、坪生消防団員の中核としても活躍されている。
 一方の石田盛男さんは、食品トレー製造のエフピコ出身。営業ひと筋で、青森から九州まで転勤に次ぐ転勤を乗り越えてきたとか。
 エフピコといえば、創業者で現会長だった小松安弘さん(79)が、この5月23日亡くなられた。同氏は、日本刀を中心にした「小松コレクション」をふくやま美術館に寄託。また福山市立大学のために10億円の寄附をされたりで、福山名誉市民に選ばれている。
 簡易食品容器では国内トップメーカーといわれるエフピコを支えてきた一人(猛烈社員)が、坪生にもいらっしゃったわけである。

坪生学区体協、遂に18連覇達成へ

  18連覇であるから、毎年丁重な拍手を贈るのは当たり前であるが、それにしても、である。東陽台上の陸橋に横断幕を半年間掲げるとか、ワクワクするような演出法はないか。
 福山市総合体育大会の得点種目は、
  −バレーボール男子、女子
  −ソフトボール男子、壮年、女子、実年、シニア
  −硬式卓球A,B
  −軟式野球
  −陸上
  −水泳
  −バドミントンA,B
 こんなに広範に分かれた14種目の総合成績で、年度優勝が決まるのである。
 福山市全域の78学区のうち、1学区1万人を超える学区は9区あり、坪生は8番目の1万421人である。
 高齢化現象が言われる近年であるが、「まだまだ地域の団結力は健在であり、大丈夫の筈です」とは坪生学区体協現会長の神原幸治さん(西池平在住)の力強い言葉である。
 参考までに福山市域78学区、人口が1万人を超える学区を一覧してみた。
 1 緑丘 13,497人
 2 新涯 12,255人
 3 千田 11,519人
 4 加茂 11,308人
 5 水呑 11,091人
 6 湯田 10,832人
 7 御幸 10,737人
 8 坪生 10,421人
 9 松永 10,323人

「学校元気大賞」をいただく

 福山市教委はこのほど、地域住民でつくる「坪生小”熱い絆”地域本部(纉c忠典本部長)」に対し、学校元気大賞を授与した。
 これは、図書の読み聞かせ、登下校時の見守り、寺社や遺跡の解説などへの取り組みが評価されたもの。元気大賞授賞式での、熱い絆を象徴するような、纉c忠典本部長の生き生きとした表情がすばらしい。

坪生から陸上自衛官・連隊長誕生

  仁井町内会の佐藤正治さんの長男・佐藤慎二さんは、現在42才。坪生小学校から、平成5年、広島大学附属福山高校、防衛大学に進学。卒業後、陸上自衛官として主に北海道及び、九州の陸上自衛隊部隊に勤務された。この間、国連東ティモール支援団及び国連兵力引き離し監視隊(平成22年4月には、ゴラン高原派遣輸送隊長)の国連平和維持活動に参加。その後、防衛省統合幕僚監部における勤務を経て、平成28年1月、一等陸佐に昇進されている。
 現在は平成28年8月1日から、北海道の道東地区の防衛警備等を担う、第5旅団の第4普通科連隊(北海道帯広市)連隊長として勤務に就いている。今後の活躍に期待をするとともに、応援をしていきたい。
(纉c忠典)

マツダ球場の「大入り 」記録は更新中

 平成29年5月28日、われらがカープは、東京ドームでの対巨人11回戦を3−2で逆転勝ち5連勝を達成、5月5日以来の首位に返り咲いた。
 つぼう郷土史研究会としても、8月1日の対阪神戦(ナイター)実地研修に30人分の席を確保している。このところのマツダ球場は、これまでの21試合平均入場者数3万665人で、球団が「大入り」と規定する2万8千人超の主催試合は、昨年6月17日から61試合連続の記録を更新中だという。
 「セパ交流戦」も佳境にはいった6月4日付けの中国新聞は、”カープの試合ビールがよく売れる”との見出しで、ドル箱球団のホクホクぶりを伝えている。

創立から丸10年、お疲れさまでした

  福山東部市民大学の学長として勤められた吉本浩士さんが、任期10年を機に、おやめになった。
 創立当初の様々なご苦労は、はかり知れない。地元事務局事務員として、吉本学長の手足となって尽力された川久保知恵美さんに聞くと、「立ち上げの頃は大変でした。学科、生徒さんをどうやって増やしていくか。学長さんは毎朝9時にはいらっしゃってました。このたび私も退職しました。今は、スマホ入門講座に、一学生として通っていまーす」と、茶目っ気いっぱいにおっしゃった。
 市民大学の本部が旧坪生公民館に移ったのはうれしいが、、駐車場不足、バス便が極端に少ないことなど、悩みは多いようである。

金尾富士子さん、またまた2席入賞

 5月21日付け中国新聞は、「読者の写真4月の入賞作」に、『祭りの男』と題した強烈な写真を紹介した。
 神輿(みこし)をかつぎ歯を食いしばった男の、ドアップをとらえた金尾富士子さんの写真である。
 ご本人にお尋ねすると、「1席は昨年5月、2席はこれで3回目かな。今回のは、姫路近くの住吉神社境内です。神輿が10数基も出る大祭で、カメラ愛好家には知られたスポットです」と、弾むように話して下さった。
 今回も勿論、愛好家同士のご主人・広士さん(研究会会員)の運転での遠出の作品である。

ねこの病院「坪生」、登場

 こんな新聞折り込み広告を覚えてますか。平成29年4月25日配達の中国新聞と共に届いた、B4サイズの折り込み広告です。
 「築100年以上の古民家を改築しています」のカット写真。「これ、青木のノブコさんとこやないの」
 もっとも他の4カット写真は、すっかりリニューアルされた診療室であり、ねこちゃんの検査用機器がびっしり配置されている。
 開院日だという5月27日(土)夕方、「ねこちゃんの反応はいかがですか」と、電話をしてみた。
 「開院場所が少し入り組んだ所のせいか、いま一つ反応が鈍いですね」
 この『おだ動物病院グループ』の小田院長の拠点は、松永とのこと。
 この楽しい「ねこちゃん、いらっしゃい」の広告は、1回きりでなく、しかも坪生にだけ限定せずに、ねばり強くやるべきじゃなかろうか。

吟詠剣詩舞で活躍の坪井優成くん、今はサッカーチームでも大活躍

 平成28年12月15日の山陽新聞は、「山陽親善少年サッカー決勝大会」のチーム紹介をカラー版で掲載した。福山地区の強豪8チームの紹介のまん中に「TSUBOU]チームが登場。そのチームの横顔評がすごい。
 「正確なキックに定評のある坪井が中盤を支配する」とあるではないか。広範囲な全地区53チームでのこの大会で、TSUBOUはみごと3位を勝ちとったという。その彼はいま、東朋中1年生。部活ではなく、クラブチーム「福山FC・U15]に属しているそう。とこれはお母さんの話。「頑張れ、優成くん」
 すっかり背が高くなった優成くん、剣詩舞での出番が益々求められているという。

あの「誠之舎」が大改修成った

 平成10年11月だった。故掛谷忠義会長の時、つぼう郷土史研究会(火曜会)は、12人連れ、思い切って飛行機便で東京に向かい、文京区西片平町の、誠之舎を訪ねた。あれから18年経過している。福山で発刊されている「経済リポート」の2016年11月号に、『万里子の首都圏リポート=東京に息づく福山の伝統=』と題して、男子寮誠之舎のことが、見事にまとめられているではないか(小林万里子リポーター)
 平成27年、あの誠之舎が大改修され、すっかり快適になった様子を伝えている。
 東京での下宿生の平均室料が7万5,880円に比して、誠之舎は2万3,000円。食費(朝夕2食)光熱共益費込みでも、トータル月7万5,000円。部屋は37室。個室で7畳、冷暖房完備。東大(本郷キャンパス)へは徒歩10分足らずという抜群の環境である。
 そう言えば18年前、訪ねた誠之小学校の校長先生が開口一番、「私たちが素晴らしい環境で学ぶことが出来ているのは、福山の皆さんのお陰です」の一言が忘れられない。なお誠之舎は、明治23年、福山藩主阿部家の育英事業として創建され、旧福山藩から上京勉学する、男子学生の寄宿舎として設立された。戦後は財団法人に改組し、武蔵野中町への移転を経て昭和45年、現在の場所に戻り、平成24年公益財団法人の認定を受けている。
 『経済リポートの小林万里子さん』のリポートによると、「昨年には、財団の資金及び寄付などの浄財により、耐震補強工事と風呂(共同浴場)、トイレなど各所の大改修を行ない、居住の快適性と安心を増した。また誠之舎がある文京区西方の地名は、旧福山藩丸山藩邸(丸山屋敷)の地に廃藩置県後、上京してきた阿部家が本拠を構え、駒込片町の中山道の西側に位置するので「西片町」と名付けたことに由来する。したがって西方には、”福山”をしのばせる様々な地名が残存している。阿部屋敷に通じる坂は、福山藩にちなんで「福山坂」。阿部氏の中屋敷周辺を「丸山福山町」(昭和39年まで)と呼び、現在、中屋敷跡は文京区立の「丸山福山児童遊園」となっている。また福山藩江戸藩校「誠之館」跡には、阿部家から資金と敷地の一部を譲り受け、「誠之小学校」が開校され、現在にいたっている。ちなみに同校は、都内でも1,2位を争う名門公立小学校として知られているのである。(以下略)

あの井原鉄道が3年連続黒字とは !!

 開業以来赤字が続き、先行きが危ぶまれていた井原鉄道が、平成28年度の収支から3年連続で黒字を確保し、2,900万円の収益となっていると発表した。
 鞆の浦の観光鯛網も、例年になく多い外国人観光客で賑わったと福山観光コンベンション協会の話。
 マツダスタジアムでの連日の札止めとあわせ、各方面での積極的な増収策が、実を結んだ結果であろう。メデタシメデタシ。

坪生小「ふるさと館」のある一日

 平成29年5月26日(金)は、坪生小ふるさと館の月例点検の日。
 @ジオラマ列車の散逸点検と整理
 A展示物の表示の点検
 Bロッカー内の整理と床掃除
がこの日のテーマである。
 @の車輪コードが散逸した点は、部屋に施錠していないためやむなしの面があり、今後の対策を検討することに。車輛については、昭和町の大松模型店の好意と熱意で解決。
 ABについては、この日出席の4女性5男性の総力で改善、17時解散した。

並木学院福山高って知ってました?

 不登校経験や仕事をしながらの通学など、さまざまな事情を抱えた生徒が学ぶ私立通信制の並木学院福山高(福山市吉津町)の入学式が4月16日、市内のホテルであった。
 中学校からの新入学や、別の高校からの転入・編入生ら男女50人。式には、保護者や在校生を含め約200人が出席したという。
 期待と不安を胸に、一歩を踏み出した諸君に、一人でも多くの拍手を届けたい。

こわーい火蟻をご存知?

 強い毒を持ち、刺されると呼吸困難を起こしショック死の危険も、という赤茶色の毒アリが話題になっている。但し、体長は2.5〜6ミリと極小。
 神戸港のコンテナ到着場所が根拠地で、南米原産のアリとはいえ、中国・広州市からやってきたコンテナに営巣というのも不気味である。

「土地所有者不明 地方26%」−50年間登記変更なくー

 6月7日、読売新聞1面トップの巨大活字には驚かされた。
 定期健診に訪れた内科医院の待合室の新聞だったので、とっさに得意の速記で筆写した
 それによると、「法務省は6日、相続登記されず、所有者が不明のまま放置されている土地について、初の実態調査を実施し、その結果を公表した。調査対象は全国10市区町のうち、50年以上にわたって登記の変更がなく、所有者が不明の可能性がある土地は、地方は26.6%で、都市部の6.6%を大きく上回った」と報じているではないか。
 さほど僻地とも思えない篠坂、有田あたりの農業耕作放棄地は、後継者の都合のことばかり不満に思ってきたが、もしや「土地所有者不明」となると話は、より深刻である。
 売買の対象になりにくい山林になると、30%を超えるというから、1面トップのバカデカ活字も笑ってばかりいられない。

上土居山の緋ごいがすばらしい

 連休明け5月15日の午前6時、好天に恵まれた青空をバックに、坪生町上土居山の緋ごいがユラユラ、キラキラと輝いて見えた。
 「いつも面倒を見て下さってあらがとう」の気持ちで、今橋昭司さんに電話をしてみた。
 「いやいや、今年2月ごろに鯉のぼりの口許部分を修理して付け替えてから、なんにもしてないんですよ。それより最近、頂上への道が荒らされてかなわんです。マウンテン・バイクが4,5台で走り回るらしく、林道が荒れてぐちゃぐちゃです。困ったもんです」と、思わぬ裏話に、はてさて。

ドローン(無人飛翔機)、さらに各方面に活躍か

 昨年号の本誌「米談義」で、品種改良、農薬・肥料の開発に関連して、ドローン(無人飛翔機)の活用が論じられていたが、中山間地や離島の医療向上で、ドローンでの血液検体搬送を取り上げたたのは朝日新聞(広大医学部)。文化財診断という観点から、大阪城の櫓補修に関連して、屋根や壁面の診断サービスへの、建築事務所の参入を取り上げた中国新聞報道である。
 農薬散布と聞くと、ギョッとする一面はあるが、短時間に情報授受が可能という点で、実証事業要請がふえるのではないだろうか。
 そういえば、6月19日夕、地元の広島テレビをなにげなく観ていると、『高齢生産者を助ける』というタイトルで、ロボット芝刈り機を取り上げていた。室内用の自動円型掃除機ルンバと同じスタイルで、畑の中で自動的に充電して働くというすぐれもの。単価はたしか76万円だったか。芝産地での実用化を模索していくという。これは鳥取大学の研究チームの提案であった。

アジア最大級の園芸拠点を目指して、着工

 笠岡港干拓地に、アシア最大級の園芸拠点整備を計画するサラ(笠岡市平成町)は、4月27日、施設の建設に着工した。
 総事業費は約140億円。地元採用を中心に、約200人の雇用を見込んでいる。
 4月28日付け山陽新聞報道によると、「干拓地北端エリアの市有地18.3ヘクタールを賃借。トマト、パプリカ、レタスを栽培するガラス室3棟や、出力10メガワツトの発電設備などを設ける」という。

(内藤快範)