安全功労者総務大臣表彰を受賞 掛谷賢次さん

  令和2年度の安全功労者・消防功労者総務大臣表彰が発表され、安全功労者総務大臣表彰を福山東防火協会会長の掛谷賢次さんが受賞された。全国で個人25名、団体11団体が受賞されたが、25名の中のお一人である。
 平成15年から福山市の東防火協会役員として活躍、平成27年には会長に就任され、今日まで地域住民に防火・防災思想の重要性を啓発し、同協会の発展に尽力されている。責任感が強く、地域住民の信頼は厚く、安心して生活できるまちづくりを推進するため、防火座談会・消火訓練や防火研修等を開催するなど、会の育成発展に寄与されてきた。
 また、平成27年からは、福山市防火協会連合会副会長の要職にも就任され、地域の防災・防火活動の要として活躍された功績を称えられたことによる受賞である。
 昨年度、消防関係功労者としての広島県知事表彰に続いての快挙である。
 表彰式は、8月4日東京の総務省で行われる予定であったが、コロナ禍の影響により自宅で伝達された。
 私たちの防災・安全を守るため、永年にわたり活動されてこられた事に改めて感謝と敬意を表したい。


バラ賞受賞おめでとうございます   成田忠雄さん

  坪生町鶴丘在住の成田忠雄さん(83)が、第52回村上カヨ記念基金善行市民表彰を受賞されました。長年住みよい美しい街つくりに取り組まれた賜です。同氏は2000年から約20年間、町内会、老人会、中学校PTA活動等、広く社会に貢献されて来られました。中でも、資源回収活動の中心メンバーとして、空き缶、古紙などの回収に携わり、老齢化の進む中、若い世代に地域環境の大切さを継承して貰いたいと、夏休み時近隣の小学生達やその保護者に、ごみの分別の仕方や必要性を伝え、資源の再利用に依る経済性や、地球環境保護(温暖化や汚染防止)に有効且重要であると、環境に対する意識の啓発に努めて来られました。
 これに依り、ごみの分別や道路へのポイ捨てが減少しました。
 又、下校時児童の見守りや「つぼうまちづくり便り」の編集委員として今も発行に携わり、益々地域支援に邁進しておられます。
 

叙勲の栄えある受賞  掛谷進さん

 令和元年秋の叙勲で瑞宝単光章を掛谷進さんが受賞されました。
 勲章は国家の功労者に対する名誉の表章です。郵政業務に永年携われ業務発展に多大の貢献をされた功績を称えられたものです。
 12月10日、ザ・プリンスパークタワー東京において勲記、勲章の伝達を受けられ、引き続き皇居に参内し天皇陛下に拝喝の栄に浴されました。
 掛谷さんは郵政三事業のうち主に集配業務を担当され40年間郵便局に勤務されました。天候が悪い日等は苦労もあったようですが、配達先で郵便物を受け取られた時の笑顔は何よりの励みになったとのことです。
 これまでの業績に敬意を表するとともに、これからも地域発展のためご尽力、ご活躍を願っています。
                  谷本和之

公衆委員表彰     塩飽チズ子さん

 2019年度第61回公衆衛生大会において、坪生学区より塩飽チズ子さんが公衆衛生委員10年勤続者として表彰された。
 公衆衛生委員の仕事は、ねずみ駆除が発端であったが、その必要もなくなりまちづくり推進委員会の環境・衛生部会とタイアップして活動されている。夏祭りやフェスティバルの会場でゴミの分別や、献血の補助を緑色のベストを着て活動されている姿をご覧になった方も多いと思う。 また、公民館から「ハート」前までの県道の掃除を2〜3年行い、タバコのポイ捨てが多いことに驚かれたようです。 昨年からは、狐原にある県道バイパスの花壇の草取りをされている。
  「皆さんのご協力で何とか 10年が過ぎただけ」と御謙遜されている。地域の公衆衛生向上のため永年務められた経験や知恵をお借りしたい。
本当におめでとうございます。

掛谷一弘さんの 公開講座行われる

福山市立大学において、2019年度教育研究交流センター公開講座が開催された。その講座で「豊かな暮らしを支える物理学、電気・光・波」と題して掛谷一弘さん(京都大学大学院准教授・理学博士)による講座が、10月12日開かれた。
 掛谷一弘さんは、坪生町狐原の出身で我が郷土史研究会の前会長・掛谷典人さんの息子さんである。  量子力学が成立した歴史的背景とその進展を講義された。
  ・スマホやなどの「ふしぎ」を例に挙げて物理学とは何か?
  ・電子の発見と量子論の始まりから量子力学とは何か?
  ・通信や医療などに応用されているレーザーの原理やその応用
  ・超電導現象について、超伝導体や超伝導送電ケーブル、リニア新幹線の仕組み
などを講義された。
 非常に難しい内容だが、パワーポイントを使っての説明や、液体窒素で超伝導体を浮かせる実験など、受講生を飽きさせないよう分りやすい説明をされ、積極的に質問が出された。
  最近の研究では、「宇宙滞在で起きる目の異常は大脳の移動が原因で起きる」事を、数学的に解明され論文として発表されたそうである。 量子力学の成果の一端が、私たちが日常的に使っている物に役立っている事が分かった。
 今後の益々のご活躍をお祈りいたします。


様変わりした石州往来

石州往来は江戸時代、石州・大森と笠岡を結ぶ道であった。この道筋を通って、笠岡、坪生の人たちが、塩や海産物を中国山地に運んだのであろう。
 中国山地から神辺、国分寺を経て竹田川沿いに坪生に至ると、馬場池 - 艮明神 - 黒坂に抜ける緩やかな上り坂になり、中山の地蔵堂のすぐ上には茶店があった(石田勉氏宅納谷の所)と伝えられ、「店」(みせ)の屋号が同氏宅に残っている所である。
 また、この往来のすぐ脇にヒノキの並木道と、もちつき臼・唐臼など石臼収集で有名な桑田宣政さんの作品群があった所である。  石臼600個は近くに移動され、ヒノキの並木も切り倒され広い道路が付けられている。 近くには市街化区域があり、車も通れないので「何とかしてほしい。」という要望が十数年前に出され、数年前からやっと工事に取り掛かり写真のような状況である。本年9月頃には、県道ともつながり舗装して完成の予定である。


また、笠岡側へ入ったこの往来もその南側一帯の山が切り開かれ太陽光発電のパネルで埋め尽くされている。(往来は、写真中央奥の竹林とパネルとの境界を通っている。)

新入会員

 石田 実さん  (中山)

さよなら  ミニ電車(新幹線)

 2019年(令和元年)11月10日坪生フェスティバル会場においてグランド敷設された最後のミニ電車軌道、顧みれば1996年(平成9年)11月17日開催された、フェスタの始発列車より23年間恒例となつていました。
狐原在住の松岡英雄さんによるご厚意に感謝です。当時フェスタ企画、実行に参加していた私に、子供達に夢と希望を与える企画として、松岡さんに依頼に行くと即く、坪生の子供達が喜んでくれるならと引き受けて下さいました。
 1967年のフェスタには、松岡さんが精魂込めた、SL(機関車)登場、石炭を焚き白煙を吐き走るSLに感動した子供達が外周をSLと一緒に走る光景が今も浮かびます。23年前幼児達と乗車した母親が孫と三世代でミニ電車に乗車と聞いています。郷土の歴史に詳しく、郷土愛に満ち溢れている松岡さん、今後も健康に留意され、私達のご指導を願います。               井堀九州男


なめら池 修復完了!

 2018年の7月3日〜8日にかけ西日本や東海地方など広範囲で記録的大雨の影響で各地の河川の氾濫や崖崩れ等の大災害が多発、坪生でも数カ所被害を受けました。
 その中で滑池の湖岸が2カ所樹木と共に水中に崩落、幸いこれに伴う2次災害は微小でした。
※崩落場所が土手にあと15メートル近い場所だと洪水吐(通称=うてび)を塞いでしまい大変危険な状態を引き起こすところでした。
 又この年は、日本全土で多くの災害・異例な現象が目立った1年でした。
 ため池は、農業用水の確保、洪水調節など他にも多くの機能を有しており降雨量が少ない農閑期中の早急な修復がのぞまれていた。
 ◇工事期間=2019年12月下旬〜2020年2月下旬
 《工事前準備・工事順序》
  @2019年10月上旬から11月中旬まで落水
  A12月下旬まで崩落現場の乾燥
  B重機搬入通路確保
  C崩落樹木撤去・土砂の搬出
  D崩落場所の修復工事(上部コンクリートブロック)
   工事期間は天候にめぐまれ予定通りに修復完了、ひと安心といった心境です。
   此れからもこうした地域資源を安全な状態で維持管理することが大切です。
 


アス(明日)のマスク

 川原山団地に、『支援隊』という旗が立っているのを見かけます。2020年春に発足し、「町内みんなで支えあう町」をめざして、草刈り、障子張り等の活動をされています。
 今年のコロナ禍で、町内会長の森岡さんが代表となって「ご近所支援隊」に賛同した人が集まって、『アス(明日)のマスク作り』の取り組みが始まりました。
 4月の中頃に話が出始めるとすぐに、材料を集める・裁断・縫製・糸処理・紐通しと、20数名が、分担して、作業が行われました。4月26日には、350枚のマスクが出来上がり、町内各家庭へ2枚ずつと、更に、隊員様のご厚志でサージカルマスク5枚が配布されました。
 まずは、各家庭に1枚ずつと、「町内で作った世界で1枚だけの明日へ繋がるアスノマスクです。緊急事態宣言下、ご近所・お隣同士で励まし合い、皆さんでこの難局を乗り越えていきましょう。」と、メッセージがそえられて届きました。まだまだサージカルマスクも布マスクも手に入らない時に、助かると共に、不安に暮らしている中での暖かいメッセージが、心強くうれしかったです。
 その後、2枚目のマスクと、サージカルマスク5枚と、メッセージが届きました。長引いた自粛期間で、町内の方々と顔を合わせることの無い時に、ほっと心温まる思いでした。
 「素人とは思えない程の出来栄えの立体マスクに感謝・感謝です。」「アスノマスクを付けている人を見かけると嬉しくなります」「もったいない。よそ行きに使おう」などの住民の声が聞かれたそうです。

生活支援事業発足! まちづくり推進協議会「福祉部会」

 坪生町においても少子化・高齢化の波が押し寄せている。子ども達は成長し、外に出て行ってしまう。残された者は高齢者のみという家庭が多くなってきている。
 業者を頼むまでもない日常生活の中での「ちょっとした困り事」を、高齢者の方は抱えておられる。そういう困り事を坪生町内で解決していこうと、つぼうまちづくり推進委員会「福祉部会」により新たに組織を立ち上げられた。
 学区内でも、青葉台、東陽台、川原山、ヤケザヤ町内会で「地域共生社会」をめざし、誰もが快適な日常生活を過ごせる事を目標にされ実施されている。その先進的な取り組みを坪生町内全域で行う事になったのである。
  「坪生きずな隊」と命名され、12名の隊員によるスタートである。
 ★作業ご希望の方(学区民に限る)は、
    @75歳以上の一人暮らし、高齢者世帯
    A庭の草取り、植木(松以外)の剪定に限る
    B作業は有償で、500円/1人 (3時間以内)
という条件があり、公民館へ連絡(電話 947-2411)との事である。
  庭の草取り・植木の剪定は、高齢者にとって大きな負担であり、この活動は生活して行くうえで大きな支えとなるものである。
 なお、7月1日から活動を開始され、7月25日までの実績は、7件の問い合わせがあり4件を実施したそうである。
作業条件をよく確認して、依頼して欲しいとの事である。