馬場池(ばばいけ)
『御社(おやしろ)地内に馬場をこしらえ置き、毎年8月上旬より神馬壱疋を仕立て、
祭例当日に的(まと)を立て、神主彦左衛門礼服を着し、弓矢を携え、
馬上にて的を射る…』と古記録にある(五社の由来)。
ハスの葉しげる沼地も、かつては神馬がかける馬場であったのだろうか。
見事な長方形が、なにか人工的造型を感じさせる。
池南端を「御手洗(みたらい)」と呼び、池の水が減ると小さな堤防が現れ、
池とは仕切られていた状態がわかる。これは、馬場池のすぐ隣にあった
神森神社の神田への用水として、一般水路と区別していたもの。