仁井山のエヒメアヤメ自生地
(採取防止のため、説明版は公民館へ)
別名を「タレユエソウ(誰故草)」といい、九州・四国・中国地方の、ごく限られた地域で、
低い山の南面、赤土の赤松林の下の草木の中に自生する。
その東限として、三原市沼田西町の自生地は、国の特別天然記念物に指定されていたが、
仁井の山でも昭和37年、故桑田虎彦氏により、
その自生地が発見された(近年、笠岡市内丘陵地でも発見されている)。
花は4月ごろ、直径4センチ位のアヤメに似た紫色で優雅な一花をつけるが、見ごろは、
僅か2〜3日と短い。
エヒメアヤメの自生地は、天然記念物として保護されており、大切にしたいものである。