厄神(やくじん)さん
災厄・疫病をもたらす神として畏(おそ)れられる場合と、 畏怖の念をもって迎えられる祖霊的要素をもった神、との二種ある。 坪生では、ほかに江戸野に祀られているが、こちらは森川家の一門神。
祭主・森川亮作氏の話では『瓦のほこら五つ六つ並んでいたのを、 父光平が大正年間に今の社(やしろ)に建てかえた。6月13日が祭日で、 以前は、ささげ飯(赤飯)の大きなおむすびを、いちぢくの葉にくるんで接待していた』と。(現在は、2019年裏山の大木が倒れ社も倒壊し更地となっている。)