うし地蔵さん
農耕の仕事は、今は動力にとってかわられたが、かつて牛はその花形であった。
昭和2年の記録によると、当時の戸数236戸、人口1,306人とあり、牛の頭数は150頭を数える。
この時、馬も36頭いた。このほか、鶏やヤギなども各戸で飼っており、
昔の農家は仲々にぎやかであった。
さて、この牛地蔵さまは、明治45年建立のもので、病死した牛の霊を供養し、
牛馬・家畜の守護を願って建立されたもの。
2023年(令和5年)夏、地蔵さんは西楽寺に移された。