大塚土居前遺跡
山陽自動車道の建設に伴い、昭和58年8月から12月にかけ、
広島県埋蔵文化財調査センターにより大がかりな発掘調査が行なわれた。
その結果、字「土井前(どいまえ)」の地点から倉庫らしい
7間×3間(13メートル×5.4メートル)の柱間隔をもつ大きな建物跡など9棟以上の柱跡が見つかり、
また大量の土鍋(どなべ)、銅鏡(どうきょう)、中国製や日本製の陶磁器類、
西暦千年ごろの小銭の束などが発掘されている。
山陽自動車道大塚橋直下あたりが、その現場にあたる。