塞(さえ)の神

 御神体に神像や、まして仏像など偶像をあてるのは、のちに習合していったもので、 古くは大木、自然石、あるいは山そのものを御神体として位置づけてきた。
 ここのサエの神も、村境近くの旧道に置かれた石にその霊験を託し、旅ゆく人々の安全、 村内守護の役割を果たしてきた。
 このあたり、字名(あざな)も「才ノ谷」という。

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